16801 Re: BlindSquare について

["y.sato" <d9i6tn@xxxxxxxxxxxxxxxxx>]

北村さん、みなさんこんにちは。神戸の佐藤です。

北村さん、BlindSquareは、全盲でも使えますよ。
ちゃんとボイスオーバーにも対応してくれています。
ただ、これは道案内をしてくれる、いわゆるナビゲーションアプリではありません。

BlindSquareは、今自分がいる場所の町名番地、周辺にあるお店や施設を教えてくれるアプリです。
施設やお店の方向と距離などを知らせてくれます。
またよく行く施設やお店をお気に入り登録しておくと、近づくたびにその方向と距離をしらせてくれます。
ただし、曲がり角などでの指示は出ません。

従って、基本的には自宅周辺など、ある程度その道路状況を把握している所で使うアプリですが、
旅行先の駅周辺や、宿泊地周辺のお店などを事前に調べておくといった使い方もできます。
また旅行先で、今いる場所周辺にはどういったお店があるのかといったことも分かります。
歩行中に使うアプリですから、このアプリをお使いなら、BLUETOOTHのヘッドセットが必須です。

自宅周辺なら、目印になる場所などをお気に入りに登録しておくと便利です。
お気に入りに登録できるのは施設やお店だけではありません。
例えば曲がり角や、自分が目印としたい地点ならどこでも登録出来ます。
その地点のGPS情報が登録されますので、名前を「○○町の曲がり角」などと、自分が分かりやすい名前にしておくと、近づくたびにその方向と距離を知らせてくれますので、歩行の手助けにはなると思います。

ただ、北村さんがおっしゃる移動に際する安全性の保証はありません。
あくまで自己責任でお使い下さい。
GPSには誤差がありますし、昨日にはなかった障害物が、突然現れることもあります。
単独歩行が出来るからと言って、こういったアプリを過信しないことが重要です。
基本的には、ガイドヘルパーさんなど、目が見える人と外出する時にお使い下さい。
単独歩行の際は、あまりアプリを過信せずに、充分にご注意ください。

一度、目が見える人と外出する際に試してみて下さい。
BLUETOOTHヘッドセットを装着し、BlindSquareを立ち上げたら、液晶画面を手前にして、ポケットやバッグにiPhoneを入れ、歩きます。
なるべく、iPhoneが体の正面に来るようにします。
歩いていると、今通過している町名番地をしゃべります。
そして近くにある施設やお店の名前と方角、距離をしゃべります。
知らなかったお店や施設などの発見もあって、楽しめると思います。
僕の所では、地下の商店街のお店も教えてくれます。

BlindSquareでは、全てのお店や施設を網羅しているわけではありませんので、この前に紹介させて頂いた、Yelpなどのアプリでお店を見つけたら、その住所をBlindSquareにお気に入り登録しておくと便利です。
使い方は色々ありますので、まずは一度、目が見える人との外出時にお試し下さい。