misonoです。 この報告からですと現状の要望事項としては分かち書きへの対応ができれば実用レベルになるという理解でよろしいですか。 misono, from iPhone 以下引用のみ。 > 品川です。 > > このメールは、Apple Accessibility MLとユニバーサロンMlに投稿させていただきました。 > 重複受診された皆さん、ご容赦ください。 > > > iOSデバイスは点字ディスプレイとペアリングすることで画面の文字情報を出力させることができ、また、点字デバイスからのコマンド操作ができるようになっています。 > > iOS 6.0になってから少しは日本語が読める程度に改良されたようですね。 > > 先日のユニバーサロンのレポート記事にサイトワールド関連の内容があり、そのことが紹介されていました。 > > 9月にセイカとiPhone 4Sの組み合わせで試してみた時は、日本語の分かち書きができておらず、これはまだまだ実用的レベルではないなぁと感じました。 > しかし、レポートの内容を読むと、かなり期待できそうな印象だったので、もしかして改善されたのではないかと重い本日確認してきました。 > > 日本ライトハウスに展示されていたBluetooth接続可能な点字ディスプレイをすべて試させていただきました。 > > 実際に点字表示ができたものは、 > ブレイルセンスオンハンド > セイカ 5 > セイカ ミニ > ブレイルメモポケット > > ペアリングできなかったものは、 > ブレイルメモ32 > ブレイルメモ24 > > > さて、ペアリングできたのは4種類の製品でしたが、いずれも日本語点字の表示内容は同じでした。 > 分かち書きはできません。 > ボイスオーバーの読み上げと点字表示には違いがみられます。読み上げているものをそのまま点字にして出力させているわけではないようです。 > > 文字入力について、点字デバイスのキーボードから試してみました。 > 日本語キーボードの状態ではなんとか入力はできるものの、反応がかなり遅い。 > 半角英字のキーボードでは全角ひらがなと半角の英数字が入力できるようです。文字入力してから点字表示されるまでの反応はややましになりますが、入力時の音声フィードバックはありませんでした。 > > ブレイルセンスオンハンドではターミナルクリップボードの機能を試してみたかったのですが、実行はできませんでした。 > > > 点字デバイスからのコマンドはいずれの製品も認識していました。 > ただし、7と8の点入力について、ブレイルメモポケットでは認識していなかったかもしれません。 > セイカでは試すのを忘れていました。 > > 便利だと感じたのは文字列のコピー操作です。 > 選択範囲の文字列の下にはアンダーラインが表示されます。 > ただし、アンダーラインの表示にはタイムラグが大きい場合もあり、音声で確認する方が確実ではありました。 > > > 個人的な感想ですが、iOSデバイスで日本語を点字表示させて使うのはまだまだ実用的レベルではないと思われます。 > > この機能のためだけに対応の点字ディスプレイを買いたいと考えている人がいるとすればやめた方がよいでしょう。 > > ただ、すでにペアリング可能な製品を所有している人にとっては試してみると便利だと感じる場面もあることでしょうからお勧めします。 > > たとえば英語の文章を読む時には重宝しそうです。 > > 将来的に日本語環境でもiOSデバイスと点字ディスプレイの接続で十分に使えるようになれば、ますます用途は広がっていくことだろうと思います。 > > 盲聾の日とたちのコミュニケーションツールとしても期待できるのではないでしょうか。 > > > 以下に点字デバイスからのコマンドを私なりにまとめたものを貼り付けておきます。 > 点字キーボードからのコマンド、その説明、対応するジェスチャーがある場合はそのしぐさの順で記載してます。 > > 適当に訳したものがあるので、もっとよい表現方法があればご指摘ください。 > > ----------------------------- > 1+スペース > 前の項目へ移動 > 1本指の左フリック > > 4+スペース > 次の項目へ移動 > 1本指の右フリック > > 2+スペース > 前の点字列を表示 > > 5+スペース > 次の点字列を表示 > > 1-2-3+スペース > 先頭の項目へ移動 > 画面の上半分を4本指でシングルタップ > > 4-5-6+スペース > 最後の項目へ移動 > 画面の下半分を4本指でシングルタップ > > 1-3-5+スペース > 次のページへ > 3本指の左フリック > > 2-4-6+スペース > 前のページへ > 3本指の右フリック > > 3-4-5-6+スペース > 画面を上へスクロール > 3本指の下フリック > > 1-4-5-6+スペース > 画面を下へスクロール > 3本指の上フリック > > 3-4+スペース > 画面の位置やページ数を確認 > 3本指のシングルタップ > > 2-3+スペース > ローターを反時計回りに回転 > > 5-6+スペース > ローターを時計回りに回転 > > 3+スペース > ローター項目で設定した内容を実行 > 1本指の上フリック > > 6+スペース > ローター項目で設定した内容を実行 > 1本指の下フリック > > 3-6+スペース > 項目の実行 > 1本指のダブルタップ > > 2-3-4+スペース > ステータスバーへ移動 > > 1-2-5+スペース > ホームボタンの実行 > > 1-2-5+スペースを2回 > アップスイッチャーを開く > > 1-3+スペース > キーボードヘルプを開く > > 1-2-3-5+スペース > 現在の項目から連続読み上げ > 2本指の下フリック > > 2-4-5-6+スペース > 画面の先頭から連続読み上げ > 2本指の上フリック > > 1-2-3-4+スペース > 読み上げの一時停止 > 2本指でのシングルタップ > > 1-3-4+スペース > ボイスオーバー音声の消音切り替え > 3本指のダブルタップ > > 3-4-5+スペース > 音量アップ > > 1-2-6+スペース > 音量ダウン > > 1-2-3-4-5-6+スペース > スクリーンカーテンのオン・オフ切り替え > 3本指のトリプルタップ > > 1-2+スペース > 前の画面へもどる > スクラブ > > 1-4-5+スペース > デリート > > 7+スペース > デリート > > 1-5+スペース > エンター > > 8+スペース > エンター > > 2-3-4-5+スペース > タブ > > 1-2-5-6+スペース > シフト+タブ > > 1-2-4-5+スペース > 2級英語点字の切り替え > > 2-3-6+スペース > 8点式コンピュータ点字の切り替え > > 2-5-6+スペース > テキストの選択 > > 2-3-5+スペース > 選択テキストの解除 > > 2-3-5-6+スペース > すべてを選択 > > 1-3-4-6+スペース > カット > > 1-4+スペース > コピー > > 1-2-3-6+スペース > ペースト > > 1-3-5-6+スペース > 元に戻す > > 2-3-4-6+スペース > やり直す > > 1-2-3-4-6+スペース > カスタムラベルの割り当て > 2本指のダブルタップ&ホールド > > 2-4+スペース > 項目セレクタ > 2本指のトリプルタップ > > 1-4-6+スペース > イジェクト > (スクリーンキーボードの表示切り替え) > > 1-7+スペース > 前のコンテナへ移動 > (iPadのみ) > > 4-7+スペース > 次のコンテナへ移動 > (iPadのみ) > > 1-3-4-5+スペース > 点字デバイスから実行したコマンドの履歴表示 > > >